うなぎ料理店の店先ではなかなか目にすることのない、うなぎの赤ちゃん「シラスウナギ」。今日は、このシラスウナギにまつわる豆知識と、うなぎ業界が取り組む課題についてご紹介します。
シラスウナギとは
シラスウナギとは、うなぎの稚魚のこと。体長5〜6センチほどの、透明で細長い姿をしています。日本のうなぎは、はるか南のマリアナ海溝付近で生まれ、海流に乗って半年以上かけて日本近海までたどり着くといわれています。このシラスウナギを河口付近で採捕し、養殖池で育てたものが、私たちが普段口にしているうなぎの多くを占めています。
資源量の減少という課題
近年、シラスウナギの採捕量は減少傾向にあり、うなぎは国際的にも資源保護の対象として注目されています。天然の資源に頼った養殖方法が続く限り、この課題からは逃れられません。
完全養殖への挑戦
こうした背景から、卵からシラスウナギを人工的に育てる「完全養殖」の研究が進められています。まだ商業化には課題が残るものの、将来的にうなぎを安定的に楽しみ続けられる社会を目指し、研究機関や企業による取り組みが続けられています。
一尾を大切にいただく気持ちを
こうした背景を知ると、目の前の一尾のうなぎがより一層貴重に感じられるのではないでしょうか。うな勢では、資源を大切にしながら、これからも美味しいうなぎをお届けできるよう努めてまいります。